副業実験016-2|野菜を育てたら、嫌いだった梅雨が少し好きになった|ジャガイモとサトイモの袋栽培途中経過

副業実験

3秒でわかると

  • サトイモが梅雨入りとともに発芽した
  • ジャガイモはデジマも八百屋品も絶好調だ
  • 水がめ給水法は予想以上にうまく機能している
  • 一番変わったのは野菜ではなく自分だった

梅雨は嫌いだった

梅雨が好きな人はあまりいないと思う。

朝から雨。

靴は濡れる。

洗濯物は乾かない。

空はどんよりしている。

私もずっとそうだった。

農業に雨が必要なことは知っている。

水不足になれば困ることも分かっている。

頭では理解していた。

だが感情は別だ。

梅雨はどちらかといえば嫌いな季節だった。

今年までは。


サトイモは一か月以上、何も起きなかった

今回の袋栽培ではジャガイモとサトイモを育てている。

ジャガイモは順調だった。

問題はサトイモだ。

植えた。

待った。

何も出ない。

また待った。

何も出ない。

さらに待った。

やっぱり何も出ない。

朝出勤前に見る。

変化なし。

会社から帰って見る。

変化なし。

休日に見る。

変化なし。

そのうち、

「これ、本当に大丈夫か?」

と思い始めた。


梅雨が来た

そして梅雨入りした。

数日後。

土が少し盛り上がっている。

翌日。

芽らしきものが見える。

さらに数日後。

葉が開き始めた。

あれだけ沈黙していたサトイモが、突然目を覚ましたのである。

まるで、

「やっと私の季節が来た」

と言っているようだった。

サトイモは水が好きだと本で読んでいた。

だが実際に目の前で見ると説得力が違う。

梅雨の雨を受けて動き出した姿は、思った以上に力強かった。


ジャガイモは止まらない

一方のジャガイモも絶好調だ。

今回の実験は、

  • デジマ(種イモ)
  • 八百屋で買ったジャガイモ

の比較である。

家庭菜園では種イモが推奨される。

しかし実際にどれくらい差が出るのか気になった。

現在のところ、どちらも非常によく育っている。

正直、見ただけでは優劣が分からない。

ジャガイモは成長するたびに土寄せを行った。

最初は袋の底近くから始まった土も、今では袋いっぱいだ。

高さで言えば20cmほど増えた。

袋の中では見えないところでイモが育っているはずである。

収穫まであと約一か月。

デジマが勝つのか。

八百屋のジャガイモが勝つのか。

今一番楽しみにしている勝負だ。


水やりを減らしたかった

今年の裏テーマはもう一つある。

水やりである。

正直、水やりは嫌いではない。

だが毎日続くと面倒だ。

そこで試しているのが水がめ給水法である。

素焼き鉢を土の中に埋める。

そこへ水を入れる。

それだけだ。

サトイモには1リットル。

ネギ、ニラ、ミョウガには150ccの小さな鉢を使っている。

すると地下からゆっくり水が供給される。

今のところ予想以上に順調だ。


面白かったのは雑草だった

特にミョウガのプランターで面白いことが起きた。

表面の土がカラカラなのだ。

見た目だけなら水不足に見える。

しかしミョウガは元気である。

さらに雑草がほとんど生えてこない。

これは予想していなかった。

表面に水がないため、雑草の発芽条件がそろわないのかもしれない。

もちろんまだ仮説だ。

だが実験としてはかなり面白い。

家庭菜園をしていると、思わぬ発見がある。

こういう瞬間は楽しい。


ミョウガは実家へ旅立った

春先、ミョウガの株分けを行った。

増えすぎていたからだ。

分けた一部は実家へ送った。

先日、母から電話があった。

「葉っぱは伸びてきたけど、ミョウガはまだ出てこんね」

と言う。

こちらもまだ出ていない。

だから、

「こっちも出てないから大丈夫」

と答えた。

実に適当なアドバイスである。

実家の庭にはカキの木がある。

コンパニオンプランツの本には、カキとミョウガの相性が良いと書かれていた。

そこで木の近くへ植えてもらった。

こちらも結果が楽しみだ。


雨の日の通勤が変わった

最近、自分でも不思議なことがある。

雨の日の通勤が少し嫌ではなくなった。

もちろん濡れるのは好きではない。

渋滞も増える。

靴も汚れる。

そこは今までと同じだ。

でも、

「ああ、今日サトイモ喜んでるな」

と思う。

「ジャガイモも大きくなるだろうな」

と思う。

以前ならただの雨だった。

今は違う。

雨の向こう側に野菜の成長が見える。

景色は変わっていない。

変わったのは自分の方だった。


収穫より楽しみなこと

現在は6月中旬。

ジャガイモの収穫まであと約一か月。

デジマと八百屋のジャガイモ。

どちらが多く収穫できるのか。

サトイモの水がめ給水法は成功するのか。

ミョウガはいつ顔を出すのか。

楽しみはたくさんある。

だが今のところ、一番大きな収穫は別のところにある。

野菜を育てたら、少しだけ季節の見え方が変わった。

サトイモは芽を出した。

ジャガイモは大きくなった。

ミョウガはまだ出てこない。

けれど今年の梅雨は、少しだけ楽しみになった。

それが今のところ、一番大きな収穫である。

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