副業実験007|週末農業を小さくやってみた。1年後のリアルな結果と収支

副業実験

結論|1年やってどうだったか

先に結論から書く。

・収穫:8,500円相当
・総コスト:35,000円

(内訳)
固定費:5,000円(スコップ・長靴など)
ランニングコスト:29,600円(畑レンタル20,000円・種代など)

初年度は赤字

ランニングコスト以上は収穫欲しかったなあ

ただし――

かなり惜しい。

畑レンタル料がかなり重たかった。それを抜けばもうちょい。

でも、

「全然ダメだった」という感じではない。

むしろ、

「やり方を合わせればいけるな」

という感触があった。

畑レンタル料さえも回収できる。事業としてもいける。そんな感触。

このあと、そのリアルを全部書く。


思考編|なぜ週末農業なのか

プランターでは変わらなかった

これまで、庭でプランター栽培をしていた。

ミニトマト、ネギ、みょうが。

収穫はできる。

でも――

変わらない。

生活は、変わらない。

一食分にはなる。
ちょっと助かる。

でも、それだけ。

正直、「節約してる」という感覚はなかった。

ここで思った。

これ、畑じゃないと無理じゃないか。


小さくやってみる

いきなり本気でやるのは違う。

絶対続かない。

だから決めた。

小さくやってみる。

週末だけ。
1〜2時間だけ。

無理しない。

これなら続けられる。

小さくチャレンジだ。

そして、JAのレンタル畑を借りることにした。

2月に契約ができた。開始は3月から翌年3月まで。


条件設定

・週1回(週末だけ)
・1〜2時間
・手間をかけない
・無農薬

この条件でやる。

ここでどこまでできるか。

冬はやることがない。作物のプランを作った。

計画が重要だし、楽しい。でも、慣れてないので難しい。


コンパニオンプランツも試す

今回は一つ試したかった。

コンパニオンプランツ。

正直、この考え方は最初よく分からなかった。

ネットでも調べたけど、情報がバラバラでイメージしにくい。

なので一度、本で全体像を理解してからやることにした。

👉 初心者はこれ1冊で十分だと思う

『コンパニオンプランツの野菜づくり 決定版』(木嶋利男 著)を読み返し、

「これは色々できるな」

と、正直かなりウキウキしていた。

特に今回は無農薬。

だからこそ目的ははっきりしている。

虫の予防。
病気の予防。

ここに焦点を当てた。

トマトとバジル。
トウモロコシとインゲン。
サトイモとショウガ。

相性のいい組み合わせで、

できるだけ自然に防ぐ。

それを狙って、組み合わせを選んだ。

この本で紹介されていた中でも印象的だったのが、

トマトとバジル。

この2つは、お互い相性がいいコンパニオンプランツになっている。

トマトとバジルといえば――ピザ。

栽培でも相性がよく、
食べても相性がいい。

イタリアでは、この組み合わせが自然に使われてきて、
ピザのような料理が発展してきたんだろうな、と感じた。

「相性がいい」というのは、
畑の中だけの話ではないのかもしれない。


野菜に性格があるの?

もう一冊参考にしたのが、

こちらは、植え方や育て方をかなり具体的に知りたい人向けの1冊。

「なぜこの野菜はこう育つのか」という背景まで理解できるので、
コンパニオンプランツとセットで考えると一気に理解が深まる。

👉 より深く知りたい人はこの本もおすすめ
👉 野菜の性格アイデア栽培はこちら

『野菜の性格アイデア栽培』(木嶋利男 著)

こちらは、かなり丁寧に植え方や育て方が書かれている。

特に面白かったのは、

「野菜の性格」という考え方。

野菜にはそれぞれ性格があって、
それは原産地の環境に強く影響されているというものだ。

例えば、ジャガイモ。

アンデス原産で、乾いた環境を好む。

なるほど、と納得した。
「ちゃんと理由があるんだな」と思った。

あの性質は、ちゃんとルーツに沿っている。

そしてもう一つ驚いたのが、長芋。

日本原産の作物らしい。

正直、「えー、そうなんだ」と思った。

ちょっと嬉しくなった。

ただ――

今回はやらない。

ちょっと難しそうだし、
そこまでやると一気に深くなりすぎる。

まずはシンプルにいく。

そんな判断をした。


実戦編|ここから現実

最初に感じた違和感

畑に行って、すぐ思った。

「これ、思ってたのと違う」

土がひどい。

元田んぼ。

水はけが悪い。

雨が降ると水たまり。

土はベタベタ。

重い。

乾くとカチカチ。

正直、かなりやりにくかった。

「これ無理じゃないか?」って一瞬思った。


土の問題と、少し見えた未来

この粘土質の土。

正直、かなり厳しかった。

水はけが悪く、ベタベタで重い。

雨の後は水たまり。

乾くとカチカチ。

どうにもならない。

そんな話を、近くの区画の人としていた。

「これはダメですねー」

と。

すると、その人が言った。

「5年やると、なんとかなってきますよ」

その人の畑を見ると、

確かに違う。

土が柔らかい。

ちゃんと野菜が育っている。

同じ場所とは思えない。

聞けば、数年かけて改良してきたらしい。

そのとき思った。

ああ、これは“時間の勝負”なんだな、と。

1年ではまだスタート地点。

続ければ、変わる可能性はある。

そんな未来も、少し見えた気がした。


対策したつもりが失敗

水が嫌だった。

だから畝を高くした。

でも――

失敗だった。

通路が低くなり、水が溜まる。

完全にやらかした。


周りとの差

周りは普通に育っている。

何年もやっている人たち。

土が違う。

こっちは初年度。

しかも条件が悪い。

雑草だけ元気。

スタートラインが違った。


成功|芋は強い

サトイモ、ジャガイモ。

これは強い。

ほぼ放置でも育つ。


サトイモの価値

普段は高くて買わない。

でも今回は違う。

大量にある。

遠慮なく使える。

これは贅沢だった。


シソと穂紫蘇の価値

シソはとにかく強い。

どこでも育つ。

放っておいても増える。

ただ、放置すると虫にやられる。

だから、適度に収穫しながら間引く。

これがちょうどよかった。

途中から、穂紫蘇が出てくる。

花になる前の部分。

これがまた良い。

全部取って、集める。

そして――

醤油漬けにする。

これがうまい。

プチプチして、香りがいい。

刺身にのっている、あのやつ。

普段はほとんど買わない。

というか、売ってない。

でも、畑だと山ほど取れる。

ここで、ちょっとしたやり取りがあった。

隣の畑の人に聞かれた。

「それ、何に使うの?天ぷら?」

「醤油漬けにします」

そう答えると、

「いいね、爽やかで」

と言って、その人も自分の穂紫蘇を収穫し始めた。

ちょっとした交流。

こういうのも、畑の面白さだと思った。


無農薬の現実

虫は来る。

葉物はほぼ全滅。

レタスだけ生き残った。


オクラの失敗

週1では収穫が間に合わない。

巨大化して捨てる。

もったいない。


トマトとスイカの敗北

順調だった。

でも雨で終わる。

腐る。

収穫ゼロ。

これはキツかった。


雑草問題

正直、一番時間を取られたのがこれ。

雑草。

抜けばいいのは分かっている。

でも、抜くのは時間がかかる。

週1、1〜2時間の中でそれはやりたくない。

だから、カット。

伸びたらカット。
また伸びたらカット。

これの繰り返し。

しかも、隣の区画に迷惑をかけないようにしないといけない。

放置すると、はみ出る。

だから最低限はやる。

結果、

ほぼ雑草作業で終わる日もあった。

途中から、通路にもマルチを敷いた。

正直、もっと早くやればよかった。

だいぶ楽になった。

でも――

雑草は強い。

本当に強い。


週末農業のリアル

作物は一気に成長する。

本当はもっと行きたい。

でも行けない。

週1だけ。

雨なら行けない。

これがチャンスロス。


行くまでの心理

正直、だるい日もある。

雨のあと。

「重労働だな」と思いながら向かう。


作業環境

朝作業で暑さは回避。

虫も問題なし。

蚊取り線香もあるし、
正直、
全然怖くないぜ。


まとめ|週1の限界

週1だとできることは限られる。

ここを前提にしないと厳しい。


改善

通路にもマルチ。

もっと早くやればよかった。

ここは完全に後悔ポイント。


畑の面白さ 初日の人付き合い

初日に玉ねぎ、バジル、スナップエンドウをもらう。

何もしてないのに収穫。

こういうやり取りも含めて、畑なんだと思った。


大根 約10kg。

ほぼ放置。

それでも取れる。

正直、これは驚いた。

こういう作物を選ぶべきだと感じた。


金額編

コストの見方

初期投資と毎年コストがある。


使用内訳(何にいくら使ったか)

・畑レンタル:20,000円
・スコップ:2,000円
・種(各種):5,000円
・ジャガイモ種芋:1,000円
・里芋種芋:1,400円
・長靴:3,000円
・マルチ:2,000円
・軍手:300円
・セルポット:300円


固定費

・スコップ
・長靴

→ 5,000円


ランニングコスト

・畑レンタル
・種・種芋
・マルチ
・消耗品

→ 29,600円


合計

→ 35,000円


収穫

サトイモ:5,000円相当
ジャガイモ:1,500円相当
大根:2,000円相当

→ 8,500円相当


最終結論

週末農業は成立する。

ただし、

そのままでは節約にはならない。

でも、

やり方次第で変わる。

今回の結果は、

そのギリギリのラインだった。


エンディング|畑の最後

今回の実験は、1年間で一度区切ることにした。

結果を踏まえて、
畑のレンタルは継続しない。

3月末。

最後の作業が残っていた。

畑をきれいにして返すこと。

雑草をなくし、整えて返す。

その作業をしていたときだった。

畝を崩しながら、
雑草を土にすき込んでいく。

すると――

出てきた。

小さいジャガイモと里芋。

「こんなところにあったの?」

取り忘れていたジャガイモと里芋。
と言うより、見つけられていなかったものたち。

ちょっとサプライズ。

ちょっと嬉しい。

小さい大根がたくさん育っていた。

それを全部抜いて、持って帰る。

これが、最後の収穫になった。

正直、いろいろあった。

うまくいかないことも多かった。

でも――

面白かった。

1年間、やってよかったと思う。

畑、ありがとう。

また、いつかやろうと思う。

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