結論(3秒でわかる)
- 森永卓郎氏は、「マイクロ農業」という生き方を提案している。
- 袋栽培は、マイクロ農業への第一歩になると思う。
Audibleで森永卓郎氏の本を聴いてみた
最近、Amazon Audibleの聴き放題で、森永卓郎氏の本を何冊か聴いている。
森永卓郎氏というと、経済評論家やコメンテーターというイメージが強い。
経済の難しい話をする人。
そんなイメージを持っている人もいるかもしれない。
私も最初はそういう印象だった。
ところが、実際に本を聴いてみると、かなり話が分かりやすい。
そして、ものすごく「オタク」だ。
一つのことをとことん調べ、自分なりに考え、普通ならそこまで掘らないところまで掘っていく。
しかも、誰かに忖度するのではなく、権力に迎合することなく、自分が正しいと思ったことを発信する。
その中には、「普通に暮らしている人が損をしないためには、どうすればいいのか」という視点があるように感じた。
そして、亡くなる直前まで、文字通り最後まで発信を続けた。
そんな森永卓郎氏の本を聴いていて、今回、特に引っかかった言葉があった。
「マイクロ農業」
だった。
🎧 Audibleで森永卓郎氏の本を聴いてみる
私自身、今回の気付きはAmazon Audibleで森永卓郎氏の本を聴いたことから始まった。
本を読む時間がなかなか取れない人でも、移動中や作業中に聴けるのがAudibleのいいところだと思う。
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森永卓郎氏が提案する「マイクロ農業」
森永卓郎氏は、埼玉県所沢市で畑を借りて野菜を育てるなど、自分自身で「マイクロ農業」を実践している。
その考え方の背景にあるのが、都会と田舎の中間にある「トカイナカ」という暮らし方だ。
都会の便利さをある程度残しながら、少し田舎の環境で、自分でも食べ物を作る。
野菜を買うだけではなく、自分で育てる。
収穫したものを自分で食べ、余れば人と分け合う。
そうすることで、生活に必要なお金そのものを減らしていく。
森永氏が提案しているのは、単純に「農業をやればいい」という話ではない。
収入を増やすだけではなく、生活費を下げることで、人生に必要なお金そのものを減らしていく。
そんな生き方の提案だ。
老後2000万円を「貯める」だけでいいのか
これも、森永卓郎氏の本の中で語られていた考え方だ。
いわゆる「老後2000万円問題」。
老後に2000万円必要だと言われると、
「だから若いうちから貯金しなければ」
「投資をして資産を増やさなければ」
と考えてしまう。
森永氏は、そこに別の視点を示している。
「そもそも、そんなにお金が必要な暮らしをしなければいいのではないか」
という考え方だ。
都会で生活するのと、少し田舎で生活するのでは、必要なお金が違う。
野菜を買うだけではなく、自分で作る。
電気も、太陽光発電などを利用して自分でまかなう。
そうやって生活に必要なお金そのものを減らしていけば、老後に必要な金額も変わってくる。
森永氏は、自分自身の暮らしを使って、そうした生活が実際に成り立つのかを「ひとり社会実験」として試している。
これは「貯金も投資も必要ない」という単純な話ではない。
お金をいくら貯めるかだけではなく、そもそも、いくらあれば暮らしていけるのかを考えてみよう。
そういう発想だ。
私はこの考え方に、かなり共感した。
「これ、袋栽培と同じじゃないか」
マイクロ農業の話を聴いていて、私は突然気付いた。
「なんだ。これって、自分がやっている袋栽培と同じじゃないか」
もちろん、規模は全然違う。
森永氏は畑を借りて、自分が食べる野菜を本格的に育てている。
一方、私がやっているのは袋栽培だ。
ジャガイモを袋で育てたり、ミニトマトを育てたり、小玉スイカを育てたり、オクラやキュウリを育てたりしている。
家族3人分の野菜を完全にまかなえるような量ではない。
でも、考え方は近い。
自分で作る。
自分で食べる。
買うだけに頼らない。
森永氏が提案するマイクロ農業を、もっともっと小さくしたもの。
それが袋栽培なんじゃないか。
そう感じた。
袋栽培なら、マイクロ農業をもっと小さく体験できる
森永氏のマイクロ農業は、畑を借りるところから始まる。
それだけでも、家庭菜園をやったことがない人には少しハードルが高い。
でも、袋栽培なら違う。
大きな畑はいらない。
庭がなくてもいい。
戸建てなら、駐車場の片隅でもいい。
自転車置き場のちょっとしたスペースでもいい。
ベランダでもできる。
土の入った袋に苗を植えれば、それだけで栽培を始められる。
もちろん、袋栽培だけで家族全員の食料を自給するのは難しい。
でも、マイクロ農業をさらに小さく体験するには、向いている。
農業を始める、と大げさに考えなくてもいい。
まず一袋。
それでいい。
一袋育ててみれば、
「自分でも野菜を作れるんだ」
という経験ができる。
私は、この「敷居の低さ」が袋栽培の大きな魅力だと思っている。
実際に袋栽培をやってみて
私自身、今年から本格的に袋栽培を始めた。
最初は、もっといろいろな野菜を育てる予定だった。
最終的には5袋を中心に、
- ミニトマト
- 小玉スイカ
- サトイモ
- ジャガイモ
- キュウリ
- オクラ
などを育てている。
もちろん、失敗もある。
ジャガイモはテントウムシダマシの被害がひどくなり、葉がほとんど食べられてしまった。
予定より早く収穫することになった。
普通に考えれば、失敗だ。
でも、そこで終わらなかった。
ジャガイモを収穫した袋の土を再利用して、今度はキュウリやオクラを育てる。
土も、袋も、次につないでいく。
そうしているうちに、単に「野菜を育てている」という感覚とは少し違うものが出てきた。
「自分で作っている」という感覚だ。
そして、収穫したときはやっぱりうれしい。
スーパーで野菜を買うのとは、全然違う。
もちろん、食費の足しにもなる。
でも、私が感じている一番大きな価値は、そこではない。
作る楽しさそのものがある。
これが結構大きい。
お金を使わなくても、楽しめることがある
森永卓郎氏の本を聴いていて、もう一つ印象に残ったのが、この考え方だった。
森永氏は、人生の楽しみを「お金を使うこと」だけに求める必要はない、という趣旨の話をしている。
旅行に行く。
テーマパークに行く。
買い物をする。
もちろん、それも楽しい。
でも、それだけではない。
四季の変化を感じる。
身近な自然を楽しむ。
外で風を感じる。
そうした、お金をほとんど使わなくても感じられる楽しさにも目を向ける。
そこに楽しみを感じられる感性そのものが、豊かさにつながる。
森永氏の話を聴いて、私は袋栽培のことを思い浮かべた。
野菜の苗を植える。
少しずつ大きくなっていく。
花が咲く。
実がつく。
そして収穫する。
これも、大きなお金を使わずに楽しめることだ。
しかも、最後には自分で育てた野菜を食べられる。
この考え方には、私もすごく共感した。
熊本地震が重なって、さらに強く感じた
そんなことを考えていた2026年7月28日、熊本県熊本地方でM7.1、最大震度7の地震が発生した。
2016年の熊本地震から10年。
そして今年、再び熊本で最大震度7の地震が起きた。
熊本は自分が住んでいる場所ではない。
それでも、九州に住んでいる私にとって、決して人ごとではない。
このニュースと、ちょうど聴いていた森永卓郎氏の話が重なった。
そして、改めて思った。
お金では、どうにもならないこともあるんだな。
もちろん、お金は大切だ。
でも、災害のように、自分ではどうにもできない出来事が突然起こることもある。
そんなことを、今回あらためて感じた。
稼ぐ力だけではなく、作る力も
今の「稼ぐ力」は、テクノロジーを利用した仕事やサービスと深く結びついている。
もちろん、それはこれからも大切だ。
一方で、テクノロジーを使わず、自分の手を動かして何かを作る力もある。
野菜を育てる。
何かを修理する。
料理をする。
DIYをする。
そういう力も、普段はあまり意識しないけれど、持っていて損はない。
熊本の地震のニュースと森永卓郎氏の話が重なって、私はそんなことを考えた。
そして、ふと自分の袋栽培を振り返った。
「ああ、袋栽培って、マイクロ農業の第一歩なんだな」
今回、私はそんなことに気付いた。
まとめ
- 森永卓郎氏の本をAudibleで聴き、「マイクロ農業」という考え方を知った。
- マイクロ農業は、都会と田舎の中間である「トカイナカ」で、自分の食べるものを自分で作る「自産自消」の暮らしを目指す考え方だ。
- その話を聴いて、自分が続けている袋栽培と同じものを感じた。
- 袋栽培は、マイクロ農業をさらに小さくしたものだと感じる。
- 広い畑がなくても、庭先や駐車場、ベランダなど、小さなスペースから始められる。
- 野菜が収穫できれば、食費の足しにもなる。
- それ以上に、自分で作る楽しさを味わえる。
- 森永氏が語る「お金を使わなくても楽しめる暮らし」という考え方にも、私は共感した。
- 熊本地震も重なり、「お金ではどうにもならないこともある」と改めて感じた。
- 袋栽培は、マイクロ農業への第一歩になると思う。
📚 森永卓郎氏の「マイクロ農業」をもっと知りたいなら
今回、私が袋栽培とのつながりに気付くきっかけになったのが、森永卓郎氏の『森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ』だった。
正式な副題は「都会を飛びだし、『自産自消』で豊かに暮らす」。森永氏自身の実践をもとに、トカイナカでのマイクロ農業という暮らし方を提案した本だ。
「マイクロ農業」という言葉だけを見ると、少し難しそうに感じるかもしれない。
でも、実際に聴いてみると、話はかなり身近だ。
「どうやって大きく稼ぐか」だけではなく、
「どうすれば、お金をかけなくても豊かに暮らせるのか」
という視点から、自分の暮らしを考えるきっかけになる。
私自身、この本を聴いたことで、今まで何となく続けていた袋栽培を、少し違う目で見るようになった。
興味があれば、一度読んでみてほしい。
📖 本で読む
『森永卓郎の「マイクロ農業」のすすめ』
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🎧 Audibleで聴く
本を読む時間が取りにくい人なら、私のようにAudibleで聴いてみるのもいいと思う。
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