菜園ログ007|【袋栽培】いよいよ、じゃがいもの収穫 1か月早いがまさかの結末に唖然

3秒でわかる今回の結論

  • テントウムシダマシの大量発生により、予定より約1か月早く収穫することになった。
  • 収穫できたのは、まさかの小芋2個ずつ
  • 今回立てた3つの仮説は、多くが「実験不成立」という結果になった。

収穫の日。でも、素直に楽しめなかった。

いよいよ収穫の日がやってきた。

本来なら、葉が黄色く枯れるまで、あと1か月ほど育ててから収穫する予定だった。

しかし今回は、テントウムシダマシの大量発生により、予定より約1か月も早く収穫することになった。

葉っぱを99%食べ尽くされ、ミニトマトに被害が移るのを予防し、地上部を全切除した。

それでも、

「土の中では、きっと育っている。」

そんな期待を捨てきれなかった。

一方で、

「ほとんどできていなかったらどうしよう。」

という不安もある。

楽しみ半分、不安半分。

そんな複雑な気持ちで、袋をひっくり返した。


まさかの結果だった

デジマの袋をひっくり返し、土を崩しながらじゃがいもを探す。

「あれ……?」

なかなか出てこない。

ようやく見つけた。

小芋が2個。

「いや、まだあるはず。」

そう思って土を丁寧に探した。

でも、出てこない。

続いて、八百屋の名もなき紫のジャガイモの袋。

こちらも結果は同じだった。

小芋2個。

思わず、

「えっ、マジか……これだけ?」

と声が出た。

じゃがいもは、一般的には種芋の8倍に増えると言われている。

もちろん、天候や栽培条件によって収穫量は変わる。

それでも私は、

「4〜5倍くらいには増えているだろう。」

そう思っていた。

ところが現実は、その予想をはるかに下回った。

収穫できたのは、どちらも小芋2個だけ

ショックというより、

衝撃だった。

頭に浮かんだのは、

「あぁ……1か月早すぎたか。」

その一言だった。

虫を恨むというより、ただ、

「1か月前倒しの収穫で、ここまで結果が変わるのか……。」

その現実を前に、しばらく呆然としていた。


今回検証した3つの仮説

実は、今回の収穫は「じゃがいもを掘ること」だけが目的ではない。

収穫は3つの仮説の答え合わせをするためでもある。

今回検証したかったのは、この3つである。

  • 仮説① 袋栽培だけで春じゃがから秋じゃがへつなぐ「通年栽培」はできるのか。
  • 仮説② 「出島」と「八百屋で買った紫のじゃがいも」では収量に違いが出るのか。
  • 仮説③ 袋栽培ならではの土寄せで、収量アップできるのか。

収穫結果だけを見ると、どれも厳しい結果に見える。

でも、本当にそうなのだろうか。

一つずつ答え合わせをしていこう。


仮説① 袋栽培だけで春じゃがから秋じゃがへつなぐ「通年栽培」はできるのか

今回、一番楽しみにしていたのが、この仮説だった。

春じゃがで収穫した小芋を、そのまま秋じゃがの種芋として植える。

それができれば、新しく種芋を買わなくても、袋栽培だけで春から秋へと栽培をつないでいける。

家庭菜園でも、じゃがいもの通年栽培ができるかもしれない。

そんな期待を込めて、この実験を始めた。

ところが、その前にテントウムシダマシが立ちはだかった。

葉は次々と食べられ、このままでは隣で育てているミニトマトにも被害が広がる。

悩んだ末に出した結論が、予定より約1か月早い収穫だった。

本来の計画どおりに育て切ることはできなかったが、収穫した小芋は秋じゃがの種芋として使えそうだ。

つまり、春じゃがから秋じゃがへバトンを渡すことはできる。

もう最低限の、ギリギリのギリ。親芋2個から小芋2個を収穫。

一方で、「袋栽培だけで通年栽培ができる」と結論を出せる段階ではない。

この答えは、秋じゃがの収穫まで持ち越しである。

判定:🟡 保留


仮説② 「出島」と「八百屋で買った名もなき紫じゃがいも」では収量に違いが出るのか

今回比較したかったのは、

  • 種芋として購入した「出島」
  • 八百屋で買った名もなき紫じゃがいも

この2種類である。

同じ袋。

同じ土。

同じ育て方。

これなら、どちらが袋栽培に向いているのか、収量に違いがあるのか見えてくると思っていた。

収穫結果はこうだった。

品種親芋収穫
出島2個小芋2個
名もなき紫じゃがいも2個小芋2個

結果を見て、

「品種差ないな。」

「いや、違う違う。」

「そもそも、この実験、成立してないやん。」

じゃがいもは、本来なら種芋の8倍ほどに増えると言われている。

そこまで育って初めて、

「出島は何個。」

「紫じゃがいもは何個。」

という比較ができる。

今回は、そのスタートラインにすら立てていない。

予定より約1か月早い収穫。

葉も99%食べ尽くされ、十分に光合成できないまま栽培を終えた。

これでは、

「出島の方が多く採れた。」

「紫じゃがいもの方が優秀だった。」

そんな結論を出すことはできない。

比較しようにも、比較する土俵に立っていなかった。

だから今回の結論は、

「品種差はなかった。」

ではない。

「比較実験そのものが成立しなかった。」

これが、一番正しい答えだった。

判定:🔴 実験不成立


仮説③ 袋栽培ならではの土寄せで、収量アップできるのか

今回、一番期待していたのは、この仮説だった。

袋栽培の一番のメリットは、高さを自由に使えることだ。

最初は少ない土で植え付け、生長に合わせて少しずつ土を追加する。

畑では難しい高さまで土寄せができる。

地下茎が増えれば、その分だけじゃがいもも増える。

そんな仮説を立てていた。

もし成功すれば、

「袋栽培は収穫量が少ない。」

そんなイメージを変えられるかもしれない。

そう思っていた。

収穫した小芋を見た瞬間、

「土寄せ、意味なかったんかな。」

そう思った。

でも、それも違った。

そこまで育てられなかった。

それが今回の答えだった。

本来なら、あと1か月育てる予定だった。

その1か月で、どれだけ大きくなるのか。

今回、小芋を手にしたことで逆によく分かった。

だから、

「土寄せに効果がなかった。」

とは言えない。

この仮説も、もう一度同じ条件で検証する必要がある。

判定:🔴 実験不成立

今回見えた課題

今回の収穫では、3つの仮説に明確な答えを出すことはできなかった。

しかし、その代わりに、次回の実験で検証すべき課題がはっきり見えてきた。

課題① 害虫への初期対応

今回、一番の反省点はテントウムシダマシそのものではない。

被害を見つけたときの初期対応が遅れたことだ。

最初は葉を数枚食べられる程度だった。

その時点で被害葉を取り除くなどの対応をしていれば、ここまで被害が広がらなかった可能性がある。

しかし、「もう少し様子を見よう」と判断した結果、葉は99%食べ尽くされてしまった。

さらに、農薬などの対策も準備していなかったため、有効な手を打てないまま被害が拡大した。

その結果、予定より約1か月早い収穫を決断することになった。

次回は、被害を確認したら早めに対応すること。

そして、防虫ネットや農薬も含め、事前に対策を準備した状態で栽培に臨みたい。

課題② コンパニオンプランツの見直し

今回はミニトマトの隣でじゃがいもを栽培した。

どちらもナス科であるため、テントウムシダマシが集まりやすい環境を作ってしまった可能性がある。

コンパニオンプランツの組み合わせは適切だったのか。

植え付ける野菜の配置も含めて、もう一度見直したい。

課題③ 土寄せと水管理の改善

袋栽培の最大のメリットは、高さを生かした土寄せができることだ。

一方で、土を追加するたびに給水ポットの位置も調整する必要があり、作業性には課題を感じた。

現在実験している水がめ給水法も、じゃがいもに応用できるのか。

土寄せと給水方法を両立できる仕組みについても検証していきたい。

課題④ 収穫時期の判断

今回、一番悩んだのは収穫するタイミングだった。

葉を残して育て続けるべきか。

それとも、被害がミニトマトへ広がる前に収穫するべきか。

結果として早期収穫を選んだが、この判断が最適だったのかは今でも分からない。

害虫被害が出たとき、どのタイミングで収穫を決断するのが最善なのか。

これも今後の実験で答えを見つけたい。

今回の実験では、3つの仮説に答えを出すことはできなかった。

しかし、次に改善すべき課題ははっきり見えた。

一つずつ改善を重ねながら、もう一度3つの仮説に挑戦したい。


次の実験は、思わぬ形で始まった

今回の実験は、多くの仮説が「実験不成立」という結果になった。

しかし、その代わりに次回へ向けた課題がはっきり見えてきた。

まずは、テントウムシダマシ対策。

コンパニオンプランツの組み合わせは適切だったのか。

必要であれば、防虫ネットや農薬も含めて対策を検討したい。

さらに、水管理や土寄せの方法も見直す必要がある。

袋栽培ならではのメリットを生かしながら、もっと効率よく育てる方法があるはずだ。

そして、もう一つ。

予定より約1か月早く袋を開けたことで、思いがけない楽しみができた。

本来の計画では、じゃがいもの後作は秋冬野菜を予定していた。

しかし、1か月早く収穫したことで、後作の選択肢が一気に広がった。

このタイミングなら何が育てられるのか。

種から育てるか。

それとも苗から始めるか。

当初の計画にはなかった、新しい実験ができるかもしれない。

実験は、思いどおりにいかないことも多い。

でも、その想定外をどう楽しむかも、実験の面白さだと思う。

さて、この袋で、次は何を育てよう。

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