結論 3秒でわかる
- ミニトマト、バジル、スベリヒユの発芽は思った以上の難関だった。
- コンパニオンプランツを利用した混植は今のところ順調。
- 苗が大きくなったため、水やりはジョーロから素焼きの水がめ中心へ移行。
梅雨になり、野菜の成長は順調
梅雨になり、野菜の成長は順調になった。
やっと落ち着いて見られるようになり、ほっとする場面になった。
と言うのも、4月に種まきしてからは発芽しなかったり、発芽してもなかなか大きくならなかったりと、不安が続いた。
特にミニトマト、スイカは発芽してしばらくひょろひょろ。これが梅雨になり息を吹き返した。
雨と気温の上昇に合わせ、他の野菜も一気に成長し始めた。
根がしっかり育ったのだろう。
しっかり根付いたら、あとは伸びるだけだと期待している。
前回までのおさらい
前回は、袋栽培を使ってどこまで収穫量を伸ばせるかをテーマに実験を開始した。
当初は10袋・21種類の計画だったが、スペースや木枠の都合で5袋へ縮小。それでも後作まで含めると13種類の野菜を育てる計画である。
今回は、その途中経過を報告する。
今回の検証テーマ
- 5袋で13種類の野菜を回せるか
- 袋栽培でどこまで収量を伸ばせるか
- 素焼きの水がめは本当に機能するのか
- コンパニオンプランツに効果はあるのか
作付け計画(後作まで含めた設計)
今回の袋栽培は、春スタートで終わりではない。
1袋ごとに後作まで含めて設計している。
限られた袋数だからこそ、一回で終わらせず回していく。
ミニトマトの袋
・ミニトマト(サンマルツァーノ)
・バジル
・ネギ
・マリーゴールド
→ 後作:ほうれん草
小玉スイカの袋
・小玉スイカ
・スベリヒユ
・ネギ
・マリーゴールド
→ 後作:ほうれん草
里芋の袋
・里芋
・生姜
→ 後作:大根
ジャガイモ①(デジマ)
→ 後作:インゲン
→ さらに後作:ブロッコリー
ジャガイモ②(八百屋)
→ 後作:インゲン
→ さらに後作:ブロッコリー
こうして見ると、5袋しかないけれど、実際に育てる野菜は13種類になる。
「袋が少ない=できることが少ない」
ではなく、
「どう回すか」
が今回の実験の一つでもある。
ミニトマト袋
サンマルツァーノは二度目の挑戦で発芽
サンマルツァーノはとにかく数多く実がなる品種らしく、種を取り寄せた。
ただ種は数があまり多くなかった。
最初は育苗ポットにまいたが発芽を確認できなかった。雨や水やりで種が流されたのかもしれない。
そこで残った種を豆腐の空き容器に蒔き、室内で管理した。
設置場所は冷蔵庫の上。
冷蔵庫から出る熱を利用して保温したところ、今度は無事に発芽した。
発芽した瞬間は嬉しいというより、「これで何とかつながった」とほっとした気持ちの方が大きかった。
【写真】
最初の1か月は不安だった
発芽したあとも順調とは言えなかった。
1か月近くほとんど成長しているように見えず、ひょろひょろの状態が続いた。
「今年は失敗したかもしれない」
そう思うこともあった。
しかし梅雨に入ると状況は一変した。
雨と気温の上昇に合わせ、一気に生育が進み始めた。
現在はしっかりとした株になりつつある。
【写真】
ネギは予想以上の優等生
再生栽培していたネギを1本移植したところ、真っ先に勢いよく成長した。
現在も袋の中で最も元気な植物の一つである。
ただし元気すぎるあまり、根が広がりすぎていないか少し心配でもある。
マリーゴールドは彩り担当
マリーゴールドは土の中の線虫を予防するとのことから、混植を決定。
当初は種から育てる予定だった。
しかしホームセンターで種と同じくらいの値段で苗が購入できたため、急遽苗を導入した。
現在はコンパクトにまとまりながら順調に育っている。
黄色い花も咲き、袋栽培全体が明るくなった。
害虫対策の効果はまだ分からないが、毎日眺める楽しさは確実に増えている。
【写真】
バジルはまさかの全滅
コンパニオンプランツとして期待していたバジルは苦戦している。
使った種は2年ほど前のものだった。
屋外でまいても発芽しない、そこで、室内で蒔いたが、すぐにカビで覆われた。ん?
再挑戦しても同じ結果だった。やはり、カビっぽい感じ。
これまでバジルは比較的簡単に育つ印象だっただけに意外だった。
種の寿命なのか、保存方法なのか、とにかく今は何もない状態。
今後どうするか未定。
でも、ミニトマトとバジルの料理食べたいよね。
今年中に再挑戦するかもしれない。
小玉スイカ袋
小玉スイカは順調に発芽
小玉スイカの種はトマトより大きく、種まきの段階から安心感があった。
実際、発芽も順調だった。
ただし発芽直後はカイワレ大根のような姿で、本当にスイカになるのか少し不安になるほどだった。
それでも少しずつ成長を続け、梅雨入り後には一気に勢いを増した。
現在はツルも伸び始め、スイカらしい姿になってきている。
6節で主ツルを切った。枝ツル3本を伸ばす予定。
【写真】
スベリヒユは三度目の挑戦中
スイカ袋にはスベリヒユも混植する。
スベリヒユ?当初、イメージできないほと脇役。食べられるらしいと知り、混植決定。もちろん、種があること自体を知らなかった。
種を取り寄せ、蒔いたが、種は驚くほど小さい。
バジルの種が砂粒くらいだとすると、スベリヒユの種は砂そのもののような大きさだった。
直接蒔いてみたが発芽せず、二度挑戦しても結果は同じだった。
三度目は、豆腐の容器に蒔いた。すぐにひょろっとした芽が出た。
発芽ポットに移して、外で飼育開始。これで良いのか?不明。根付けば良いが。
【写真】
素焼きの水瓶は今のところ成功
今回の袋栽培では、各袋の中央に約1リットル入る素焼きの水がめを設置している。
狙いは
土の中へゆっくりと水分を供給する
すると、根は水を求めて大きくなる、吸収力が上がる、本来の元々持っている能力を発揮する
水も少なくて済む
との理屈からやってみることにした。
実際に使ってみると、水を入れれば素焼きの壁面からしっかりと水分が染み出していることが分かる。
袋の土を見ると、水瓶付近は湿っており、水分供給の仕組みとしては機能しているようだ。
発芽直後や苗が小さい頃はジョーロで直接水やりを行っていた。
しかし現在は管理方法を変更し、基本的には水がめへ給水するだけに変更した。
6月現在、1リットルの水瓶で3日位は保つ印象。
もちろん真夏になれば状況は変わると思うが、少なくとも現時点では想像以上に使いやすい。
【写真】
混植実験は今のところ成功
今回の袋栽培では、主役となるトマトやスイカだけでなく、ネギやマリーゴールドなどの混植にも挑戦している。
それぞれ病害虫対策や環境改善を期待して導入した。
現時点では、どの植物がどれだけ効果を発揮しているのかはまだ分からない。
しかし少なくとも混植による大きな問題は発生していない。
ネギは勢いよく成長し、マリーゴールドも花を咲かせている。
袋という限られた空間の中でも、それぞれの植物が共存しながら育っている。
コンパニオンプランツとしての効果を評価するのはまだ先になるが、途中経過としては成功と言ってよさそうだ。
来年への改善案
今回の栽培で一つ気付いたことがある。
種から育てると、どうしても発芽と育苗に時間がかかるということだ。
ちょうど中学校で育てられているミニトマトを見る機会があった。
高さはすでに1メートル近くまで成長し、緑色の実もたくさん付いていた。
一方、我が家のサンマルツァーノは現在30センチほどである。
もちろん品種や環境の違いもあると思うが、種から育てたことによる時間差は大きいと感じた。
そこで来年以降は、
① 豆腐ケースで発芽
② 冷蔵庫の上で保温管理
③ 発芽後に育苗ポットへ移植
④ 苗を育てる
という今年上手くいった、この方法で苗を準備し、
⑤4月に定植
を試してみたい。
これなら1か月程度は成長を前倒しできるかもしれない。
ただし、その手間をかける価値があるかどうかは、今年の最終的な収穫量を見てから判断したい。
その他(中学校の花壇)
中学校の花壇を見ると、畝や黒マルチまで使われており、とても丁寧に管理されていた。
きっと野菜づくりが好きな人が支えているのだろう。
こういう環境で学べる生徒たちは幸せだし、丁寧な管理をしている大人の方にありがたいことと思った。
まとめ
・春先は失敗したかと思うほど成長が遅かった。
・しかし梅雨に入ると多くの植物が一気に勢いを増した。
現在はミニトマトと小玉スイカの支柱を準備しており、これから誘引を進めていく予定である。
袋栽培の実験はまだ前半戦。


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